遺伝子工学の最新用語解説

数字    ABC順    アイウエオ順    ふりがな順

 

数字  
二細胞期 受精卵が一回分裂したとき。
二重クローニング法 クローニングを二度することにより、確率よく体細胞クローンを作る方法。
二倍体
diploid
基本数n本の染色体が一つの細胞に二組が対で入っている(ゲノムが2セット)生物または細胞。通常の生物又は植物の体細胞はふつう2倍体である。
三倍体
triploid
n本の染色体が一つの細胞に三組が対で入っている。
三倍体魚 n本の染色体が一つの細胞に三組入っている魚。
四細胞期 受精卵が二回分裂したとき。
 

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ABC順  
A adenine(アデニン)。
AAV adeno-associated virus(アデノ随伴ウイルス)。4,7,18型のアデノウイルスに混在する小さな単鎖ウイルス(直径22nm、DNAは4,000〜5,000塩基)。
ABA abscisic acid(アブシジン酸)。アブシジン酸という植物ホルモン。
ACh acetylcholine(アセチルコリン)。
Ad adenovirus(アデノウイルス
ADA adenosine deaminase(アデノシンデアミナーゼ)。
AFP alpha fetoprotein(アルファフエトプロテイン)。
AIDS acquired immunodeficiency syndrome(エイズ, 後天性免疫不全症候群)。
AMP adenosine monophosphate(アデノシン一燐酸)。
ANP atrial natriuretic polypeptide(心房性ナトリウム利尿ペプチド)。
ATP adenosine triphosphate(アデノシン三燐酸)。
ATPase adenosine triphosphatase(ATPア−ゼ)。ATP分解酵素。
ATIII antithrombinIII(抗トロンビンIII)。トロンビンの作用を抑制し、血液凝固を抑制または阻止する物質。
   
BAC 大腸菌の核外遺伝子、F因子を改良した人工染色体
bar遺伝子 除草剤耐性遺伝子
BGF bone growth factor(骨成長因子)。
BSE bovine spongiform encephalopathy(ウシ海綿状脳症)。
B細胞
B cell
抗原と特異的に結合する抗体を産出する骨髄由来のリンパ球
BT遺伝子 耐虫性遺伝子。
   
C cytosine(シトシン)。
CAリピート シトシン(C)とアデニン(A)からなる繰り返し配列。
cAMP cyclic adenosine-3', 5'-monophosphate(cyclic AMP、サイクリックアデニル酸)。
CaMV califlower mosaic virus(カリフラワ−モザイクウイルス)。
CCK8 cholecystokinin8(コレシストキニン)。
CD cyclodextrin(サイクロデキストリン)。
CDAF cartilage derived antitumor factor(軟骨由来抗腫瘍因子)。
cDNA complementary DNA (相補的DNA)。mRNAを鋳型として逆転写酵素によって合成されるDNA。
CDR complementarity determining regionの略。リガンドと形状および電荷分布に相補性を持つタンパク分子の表面領域。
CHO細胞
CHO cell
チャイニーズハムスター卵巣細胞に由来する2倍性染色体、プロリン要求性の培養細胞株。宿主として、組換えDNA技術により肝臓細胞増殖因子エリスロポエチンなどのタンパク質を生産するために用いられる。
cGMP cyclic adenosine 3', 5'-monophosphate(cyclic GMP、サイクリックGMP)。
CGRP calcitonin gene-related peptide(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)。
CMC、c.m.c critical micelle concentration(臨界ミセル濃度)。
CMC carboxymethylcellulose(カルボキシメチルセルロース)。
CNS central nervous system(中枢神経系)。中枢神経系という動物の器官。
cos cohesive end site(付着末端位置、粘着末端位置)。
CpG シトシン(C)とグアニン(G)からなる配列。
CSF colony stimulating factor(コロニー刺激因子)。骨髄細胞を刺激して、半固形培地で細胞のコロニーの形成を促進する因子の総称。
CT calcitonine(カルシトニン)。
Cyt cytosine(シトシン)。
 

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DDS drug delivery system(ドラッグデリバリーシステム)。薬物の生体内挙動を制御する目的で、投与方式を最適化するように工夫されたシステム。
DNA deoxyribonucleic acid(デオキシリボ核酸)。細胞中にあって遺伝情報を保持、発現する役割を担う。リン酸と五炭糖(デオキシリボース)と塩基が結合した基本単位(ヌクレオチド)からなる長鎖構造をとり、塩基配列が遺伝情報を担う。2本が組になるときは相補的な長鎖2本が向かい合い2重らせん構造をとる。
DNA合成期
DNA synthesis period
細胞に、DNAの合成(複製)が行われている時期。
DNA合成準備期 細胞分裂終了からDNA合成開始までの時期。
DNA複製開始断片
DNA replication origin
プライマーの項参照。
DNA複製酵素 DNAポリメラーゼ。
DNase desoxyribonuclease(デオキシリボヌクレアーゼ)。DNAに作用しヌクレオチドの間のリン酸結合を加水分解する酵素
DNAチップ 小片に1cm2当たり数100から数10万種類のDNAプローブをアレイ上に並べたもので、ハイブリダイゼーションを効率よく行うことができる。
DNAプライマー DNA合成の開始や逆転写酵素を用いて相補的DNAの合成を開始する際に要求されるヌクレオチド
DNAプローブ ハイブリダイゼーションにより特定の配列に相補的に結合して検出する、ラジオアイソトープ(放射性同位元素)または蛍光物質によって標識したDNA。
DNAポリメラーゼ プライマーと鋳型のDNA鎖から、DNAを複製する酵素。PCR法には、好熱菌由来の耐熱性DNAポリメラーゼ酵素、あるいはそれを遺伝子改変した酵素が使用されている。
DNAマーカー ゲノムマップ上の位置を示すために用いる、特定の塩基配列。塩基配列とゲノム上の位置などが詳しく調べられている、遺伝的変異がよく使用される。
DNAリガーゼ DNAを連結する酵素
   
EBV epstein-barr virus(エプスタイン・バールウイルス)。ヘルペスウイルス科に属しゲノムDNAは約172キロ塩基対から成る伝染性単核症の病因ウイルス。EBウイルスともいう。
ECGF endothelial cell growth factor(血管内皮細胞増殖因子)。
E.coli Escherichia coli(大腸菌)。大腸菌という腸内細菌
EGF epidermal growth factor(上皮成長因子)。上皮組織に作用し, 上皮細胞の増殖を特異的に促進するポリペプチド。
EPO erythropoietin(エリスロポイエチン)。赤血球系細胞の生産増加作用をもつ体液性因子
EST expressed sequence tagの略。1つのクローンにつき、1回の塩基配列決定で読める部分で、個々の遺伝子を特異的に識別できる。
ES細胞 embryonic stem cell(胚性幹細胞)。未分化細胞株である内部細胞塊を分離して、未分化状態を保ったまま、培養液中で増殖し続けるように樹立された細胞株。
   
FGF fibroblast growth factor(繊維芽細胞成長因子)。
F1 first filial hybrid(一代雑種)。
   
G guanine(グアニン)。
GA gibberellin(ジベレリン)。
Gal galactose(ガラクト−ス)。
GABA gamma amino butyric acid(γアミノ酪酸)。
GH growth hormone(成長ホルモン)。
GH-RF growth hormone-releasing factor(成長ホルモン放出因子)。
Glc, Glu glucose(グルコース)。
GM-CFS granulocyte-macrophage colony stimulating factor(顆粒球-マクロファージコロニー刺激因子)。血液成分のうち、感染防御に関係する白血球の一種である顆粒球とマクロファージの増殖を促進する糖タンパク質。
G0期 休止期
G1期 DNA合成準備期
G2期 分裂準備期
GMP guanosine monophosphate(グアノシン一リン酸)。
GRF growth hormone-releasing factor(成長ホルモン放出因子)。
GSH glutathione(グルタチオン)。
GTH gonadotrophic hormone(性腺刺激ホルモン)。
Gua guanine(グアニン)。
 

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H2 H-2histocompatibility antigen(H-2主要組織適合抗原)。マウスの主要組織適合抗原
Hb hemoglobin(ヘモグロ'ビン)。
HGF hepatocyte growth factor(肝細胞増殖因子)。
HIV human immunodeficiency virus(ヒト免疫不全ウイルス)。後天性免疫不全症候群の原因ウイルス
HLA human leukocyte antigen(ヒト白血球抗原)。
HRP horseradish peroxydase(西洋ワサビペルオキシダーゼ)。
HSA humun serum alubumin(ヒト血清アルブミン)。血漿の分画の1つで火傷や腎炎などによるアルブミンの消失や低アルブミンの喪失、低アルブミン血症、出血によるショックなどが適応疾患である。
hsp heat-shock protein(ヒ−トショックたんぱく質)。
HTS High Throughput Screening(高効率スクリーニング法)の略。
HVJ hemagglutinating virus of Japan(センダイウイルス)。パラミクソウイルス科のパラインフルエンザウイルスの1種類で、1本鎖RNAを遺伝子に持つ直径100〜200nmのウイルス
Hyp hypoxanthine(ヒポキサンチン)。
   
IAA indoleacetic acid(インドール酢酸)。植物の生長ホルモン
IAP islet-activating protein(インスリン分泌促進蛋白質)。百日咳毒素ともいう。
IFN interferon(インターフェロン)の略。
IgG immunoglobulinG(免疫グロブリンG)。抗体を含む構造的・機能的関連をもつタンパク質の1つ。
IL interleukin(インタロイキン)。免疫応答の発現などに関係する因子のうち, 分子として単離され, その性質が明らかにされたもの
IMP inosine monophosphate(イノシン一リン酸)。
   
kb kirobase(1000塩基)。
   
LAK細胞 lymphokine activated killer 細胞(リンホカイン活性化キラー細胞)。インターロイキン2の存在下、リンパ球を培養して得られる。ウイルス感染細胞、腫瘍細胞などを攻撃する。
LH-RH, LRF, LRH luteinizing hormone-releasing hormone(黄体形成ホルモン放出ホルモン)。
LTR long terminal repeat(末端反復配列)。
   
MAF macrophage activating factor(マクロファ−ジ活性化因子)。
MBP mierin basic protein(ミエリン塩基性タンパク)。有髄神経線維の軸索を被覆するリポタンパク質で、脂質とタンパクとの規則的な重層よりなる。
MEG-CSF megakaryocyte colony stimulating factor, thrombopoietin(トロンボポイエチン)。
MHC major histocompatibility complex(主要組織適合抗原系)。
MIF macrophage migration inhibition factor(マクロファ−ジ遊走阻止因子)。
MoAb monoclonal antibody(モノクロ−ナル抗体)。
mRNA messenger RNA(メッセンジャーRNA)。DNAから転写されてできる1本鎖RNAで、リボソーム上でタンパク質へと翻訳される。
MRSA methicillin-resistant Staphylococcus aureus(メチシリン(抗生物質の1種)耐性黄色ブドウ球菌)。病院内感染として問題となっている。
M期 分裂期
   
NGF nerve growth factor(神経成長因子)。神経生長因子という, 神経細胞の生長を刺激する蛋白質
   
OAF osteoclast activating factor(破骨細胞活性化因子)。
   
PAF platelet activating factor(血小板活性化因子)。
PCR法 polymerase chain reaction(ポリメラーゼ連鎖反応法)。目的とするDNA部分を二つのプライマーで挟み試験管内で大量に増幅する方法。耐熱性のDNAポリメラーゼを用いることにより、昇温と冷却を繰り返すことで幾何級数的にDNA断片を増やす。
PDGF platelet-derived growth factor(血小板由来成長因子)。
PG prostaglandin(プロスタグランジン)。
PI phosphatidylinositol, inositol phospholipid(イノシト−ルリン脂質)。
PKU phenylketonuria(フェニルケトン尿症)。
PNA ポリアミドヌクレオチド誘導体。リン酸と五炭糖からなる主鎖をポリアミド鎖に換えたヌクレオチド誘導体。
PPLO pleuropneumonia-like organism(牛肺疫菌様微生物)。
   
RFLP restriction fragment length polymorphism(制限酵素断片長多型)。制限酵素で切断して解析した際に見つかる遺伝子の多型。
RNA ribonucleic acid(リボ核酸)。D-リボースを糖成分とする核酸でDNAのチミンに相当する塩基がウラシルとなっている。一般に1本鎖である。タンパク質の生合成にかかわり、メッセンジャーRNA(mRNA)、転写RNA(tRNA)、リボソームRNA(rRNA)に大別される。
RNAポリメラーゼ DNAを鋳型としてRNAを合成する酵素。
 

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SBH法 Sequencing by Hibridizationの略。ハイブリダイゼーションを利用して塩基配列を決定する方法。
SCID severe combined immunodeficiency syndrome(重症複合免疫不全症候群)。
SCP single cell protein(微生物タンパク質)。石油、天然ガス、アルコール、廃糖蜜、農産物などを発酵原料として大量生産される微生物菌体または菌体からのタンパク抽出物。
SCP single cell protein(単細胞タンパク質)。酵母、細菌、糸状菌、藻類などのタンパク質に富んだ単細胞生物を殺菌し、乾燥した物。
SDS sodium dodecyl sulfate(ドデシル硫酸ソーダ)。
SDS-ポリアクリルアミド電気泳動法 ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)の存在化で行うポリアクリルアミドゲル電気泳動法。ポリペプチド鎖レベルで分析できる。
sIgA secretoryIgA(分泌型免疫グロブリンA)。唾液、消化管などの粘膜外分泌液中に存在する。
SNP 1塩基多型。遺伝子の多元的な解析に有利なため、競争で捜されている遺伝的変異の一種。
SOD superoxide dismutase(ス−パ−オキサイドジスムタ−ゼ)。
SRF somatotropin-releasing factor (成長ホルモン放出因子)。
SRS slow reacting substance of anaphylaxis(アナフィラキシ−遅延反応物質)。
S期 DNA合成期
   
T thymine(チミン)。
TCA回路 tricarboxylic acid cycle(トリカルボン酸回路)。
TCGF T cell growth factor(T細胞増殖因子)。
TGF tumor growth factor(腫瘍増殖因子)。培養細胞をガン化して, 異常増殖させる生理活性物質
Thy thymine(チミン)。
Tiプラスミド 土壌細菌である根頭癌腫病菌(Agrobacterium tumefaciens)のもつ大形のプラスミドで、根頭癌腫病菌が主として双子葉植物に感染したときに生じる植物腫瘍(クラウンゴール)の原因となる。
TK thymidinekinase(チミジンキナ−ゼ)。チミジンキナーゼという, DNA合成にかかわる酵素
TMV tabaco mosaic virus(タバコモザイクウイルス)。
TNF tumor necrosis factor(腫瘍壊死因子)。
TPA tissue plasminogen activator(組織プラスミノーゲン・アクチベーター)血管内皮細胞で産生され、血栓に特異的に吸着し、血栓を溶かすタンパク質分解酵素。
TRH thyrotropin releasing hormone(サイロトロピン分泌促進ホルモン)。
tRNA transfer RNA(運搬RNA)。成熟mRNAのコドンにしたがって、アミノ酸を成熟mRNAに運ぶ。
ts temperature-sensitive(温度感受性)。例 temperature-sensitive cell(温度感受性細胞)。
TSF thyroid stimulating hormone(甲状線刺激ホルモン)。
   
U uracil(ウラシル)。
UDP uridine(-5'-)diphosphate(ウリジン2リン酸)。ウリジン5’−リン酸とATPから作られるピリミジンヌクレオチド類の重要な中間体である。
Ura uracil(ウラシル)。
   
Vero細胞 アフリカミドリザルの腎臓由来の樹立細胞。
VIP vasoactive intestinal polypeptide(バソアクティブ−インテスティナル−ポリペプチド)。
VP vasopressin(バソプレッシン)。
   
WBC white blood cell(白血球)。
   
XP xeroderma pigmentosum(色素性乾皮症)。
   
YAC 酵母染色体の複製機構を応用した人工染色体
 

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アイウエオ順  
アガロース
agarose
寒天の主要成分を成す多糖。冷水には溶けないが熱水には溶ける。
アクチビン
濾胞刺激ホルモン分泌促進タンパク質。
アグロバクテリウム法 植物に感染して腫瘍を作る土壌細菌アグロバクテリウムのプラスミドを取り出し、有用な遺伝子(例えば殺虫毒素をつくる遺伝子)をつなぎ、一旦アグロバクテリウムに戻した後、このアグロバクテリウムを植物細胞に接触させると、プラスミドが細胞中に入る。プラスミドに抗生物質耐性遺伝子をつなげておくと、抗生物質の添加後に、培養中に組み換えが成功した細胞だけを生き残る。
アゴニスト
agonist
細胞表面に存在するレセプターと特異的に結合し、細胞に対するさまざまな生理活性作用を行う物質の総称。
アジュバンド
adjuvant
抗原とともに投与することによって、抗原に対する免疫反応を非特異的に増強する物質。
アデノウイルスadenovirus 哺乳類を宿主とするマストアデノウイルス属、鳥類を宿主とするアビアデノウイルス属の2属からなる動物DNAウイルスの1科。
アデノシンデアミナーゼ
adenosine deaminase
アデノシンの6位のアミノ酸を脱アミノし、イノシンとアンモニアを生成する酵素。本酵素の欠損は先天性複合免疫不全の原因となる。
アテロコラーゲン 強い抗原性を持つ分子末端に存在するペプチドを酵素処理して除去したコラーゲン。
アフィニティークロマトグラフィー
affinity chromatography
生体物質の示す特異的な相互作用(親和性)を利用して、多成分混合物からある目的成分を分離する手段。
アブザイム
abzyme
触媒抗体、酵素様抗体。抗原物質の化学反応を触媒する活性を持つ抗体
アミノアシラーゼ
aminoacylase
N-アシルアミノ酸を遊離アミノ酸と有機酸に加水分解する酵素。
アミラーゼ
amylase
澱粉を加水分解する酵素の総称。
アルコール発酵
alcoholic fermentation
生物が炭化水素を分解して無酸素的にエネルギーを獲得する1つの様式で、通常はアルコールが生成される場合をさす。
アレルギー
allergy
ある抗原に感作されている生体に、もう一度その抗原が侵入した場合に過敏な免疫反応が起こる状態。
アンタゴニスト
antagonist
レセプターに結合するが、生体に対する作用を持たないので、作用物質のレセプターに対する作用を阻害する物質。
アンチセンス医薬 目的の遺伝子と対合する配列を持ち、その遺伝子の発現を抑止する医薬。
アンチセンス鎖 mRNAと相補的な配列をもつRNAまたはDNA鎖。2本鎖DNAにおいては、鋳型鎖とも呼ばれる。
アンチセンス法 mRNA中の開始シグナルに結合するよく似た遺伝子断片を加えて、tRNAに遺伝情報が読まれるのを阻止する方法。
 

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イオン交換クロマトグラフィー
ion exchange chromatography
固定相にイオン交換能を有する物質を用いてイオン解離性試料の分離を行う液体クロマトグラフィー。
イディオタイプ
idiotype
免疫グロブリンの可変領域固有の抗原構造。
イムノブロッティング法
immunoblot method
膜に試料を移し取り、抗原抗体反応によって目的物質の検出を行う方法。
インスリン
insulin
膵臓の中のランゲルハンス島から分泌されるホルモン。グリコーゲンの合成を促進し、また、組織の中でブドウ糖を酸化させる。どちらの作用も、血液内のブドウ糖の消費につながるので、インスリンの分泌が不足すると、血糖値が高くなり過ぎて糖尿病になる。
インターフェロン
interferon
ウイルスの増殖を抑制する因子。種々の誘発剤の刺激により、脊椎動物の細胞から生産される生理活性タンパクで坑ウイルス作用や坑癌作用を示す。α、β、γのサブタイプがある。IFNと略される。
インターロイキン
interleukin
免疫反応に関連する細胞間相互作用を媒介するポリペプチド性物質。リンパ球や単球、マクロファージなど免疫担当細胞の産生するタンパク質性の生物活性物質の総称。
イントロン
intron
タンパク質に翻訳されない、一見ムダな遺伝子の部分。
インビトロ検査
in vitro test
生体外に取り出して人工的な系で行う検査。
インフルエンザウイルス
influenza virus
インフルエンザの病原体である、オルソミクソウイルス科(orthomyxo viridae)に属するRNAウイルス
インベルターゼ
invertase
ショ糖のβ-D-フラクトフラノシド結合を加水分解してβ-フラクトースを生成する酵素。
ウイルス
virus
DNAまたはRNAいずれかの核酸とタンパクからなる感染性の構造体。自己増殖性はなく宿主に感染して初めて増殖できる。
ウイルスRNA
virus RNA
インフルエンザウイルス、ポリオウイルス、日本脳炎ウイルス、レトロウイルスなどの、RNAウイルスがもつ遺伝子。
ウシロタウイルス
bovine rotavirus
ウシの下痢便中に電子顕微鏡によって観察された大型(直径約70nm)の球形のRNAウイルス
ウロキナーゼ
urokinase
フィブリン溶解酵素の前駆酵素であるプラスミノーゲンを活性型のプラスミンに転化する酵素。
エステラーゼ
esterase
動脈、腱、皮膚などの生体内の伸縮性に富んだ組織に存在する架橋構造を有するタンパク質であるエラスチンを分解するプロテアーゼ
エピトープ
epitope
抗原分子上に存在して、抗体が識別する最小単位の構造。
エフェクター
effector
タンパク質の基質結合部位とは立体構造上異なる部位に結合して活性を変化させる低分子の物質。
エリスロポエチン
erythropoietin
赤血球系細胞の産生を増加させる作用を持つ糖タンパク質性の造血促進因子。動脈の血液中の酸素分圧が低下すると腎臓で作リ出され、骨髄に作用して多官能性幹細胞から赤血球の産生を促す。現在は、CHO細胞内で大量培養が可能となった。
エレクトロポレーション法 電気穿孔法。細胞に直流パルスを与え、小孔をあけ遺伝子やオルガネラを細胞内に導入する方法。
エンザイムイムノアッセイ
enzyme immunoassay
酵素で標識した抗原または抗体によって分析する方法。
オータコイド
autacoid
刺激により細胞外に放出され薬理作用を示す物質の総称。神経伝達物質、ホルモンとは異なり、産生部位周辺の細胞に作用する。
オートラジオグラフィー
autoradiography
X 線フィルムに密着させて感光させることによって試料中の放射性物質で標識した化合物の分布を調べる方法。
オキシダーゼ
oxidase
酸化酵素。
オリゴマー
oligomer
2つ以上数十個の構成成分からなる重合体または会合体。
 

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ガラクトース
galactose
グルコースに似た炭素6個の糖。
ガラスキャピラリー注射針
glass capillary
マイクロインジェクション法において、タンパク質、遺伝子などを細胞に取り込むための道具。
カルス
callus
植物組織培養において組織片から形成される不定形の細胞塊。
ガン免疫治療法
immunotherapy of cancer
リンパ球を取り出して体外で増やして、患者の体内に戻す方法。
ガンマカメラ
gamma camera
被検体から放射される放射線を二次元的に同時検出することによって画像を作成するシンチグラフィー用機器。
ギープ 羊とヤギとのキメラ動物(1983年)。羊の角とヤギのひげをもつ。
キメラ
chimera
二体以上の異なった両親に由来する、2種類以上の異なった遺伝子型の細胞から構成される個体。
キメラ抗体
chimeric antibody
げっ歯類の抗体由来の可変部とヒトの抗体由来の定常部からなる抗体分子。
キメラ動物
chimera animal
複数の遺伝的に異なる細胞から構成される生物。
キャピラリー電気泳動法
capillary electrophoresis
通常、内径1mm以下の毛管を用いる電気泳動法
グラム陰性菌
gram-negative bacteria
グラム染色法(Gram stain)で染色されず、対比染色によって赤色に染まる細菌。
クローニング
cloning
(1)異なる遺伝子型を持つ混合集団から、特定の遺伝子型を持つ均一の細胞または個体群を作り出すこと。(2)不特定多数のDNA断片をベクターに挿入した組換えDNAを宿主に導入して得られたコロニーまたはプラークから目的のDNA断片を持つものを検出し、そのDNAを単離する。
クローン
clone
組換えDNA技術においてDNA供与体から調製し固定されたDNA、クローン化されたDNAまたは化学合成されたDNA。
クローン化
cloning
特定の遺伝子だけのDNAを分離すること。
クローン植物
clone plant
単一の植物、DNA、遺伝子に由来し、遺伝的またはDNAの塩基配列が同一の植物。茎頂培養、組織大量培養、胚培養でつくる。
クローン臓器
clone organ
ヒト遺伝子(ヒトと同じ糖を作り出す遺伝子など)を導入した動物(例えばミニブタ)を作り、その体細胞からさらにクローン動物を大量生産する。そして、クローン動物の臓器を、拒絶性のないヒト移植用臓器として利用する。
クローン動物
clone animal
同一個体の細胞核を受け継ぎ、その結果全く同一のゲノムを持つ動物。
クロマトグラフィー
chromatography
気体や液体(移動相)によって運ばれる分子が、流路中の固定相との相互作用で遅れに差を生じることを利用した分子の分離・分析法。
ゲノム
genome
生命を維持できる最小限の染色体群を含む染色体の組。その生物の遺伝情報の全体で、遺伝子だけでなく染色体に含まれる塩基配列すべてを指す。
ゲノムマッピング
genome mapping
ゲノムマップを作成すること。
ゲノムマップ
genome map
ゲノム上にDNAマーカーとその位置関係を示した地図。DNAマーカーを手がかりに、解析するゲノム断片の位置を知ることができる。
ゲノムライブラリー
genomic library
ゲノムマップにしたがって系統的にクローニングされたゲノム断片のコレクション。
ゲルクロマトグラフィー
gel chromatography
試料物質の分子量に基づいて分離するクロマトグラフィー。
ゲル電気泳動法
gel electrophoresis
ポリアクリルアミドなどのゲルを担体として用いる電気泳動法
ゴーシェ病
Gaucher's disease
β-グルコシダーゼの遺伝性欠損による脂質代謝異常症。
コスミド
cosmid
ファージプラスミドの雑種ベクター。大きなDNA断片を取り込める。
コドン
codon
タンパク質のアミノ酸残基または翻訳終了に対応する遺伝暗号となる3塩基連鎖。 
コラゲナーゼ
collagenase
コラーゲン(骨や皮膚の結合組織を構成する主要なタンパク質)の加水分解を触媒する酵素。
コロニー
colony
微生物や動植物の培養細胞の1個の細胞が、固形培地上で増殖してできる可視的な集塊。 
コロニー刺激因子 
colony stimulating factor
軟寒天中のか(顆)粒球・マクロファージ幹細胞を刺激して、成熟したか(顆)粒球やマクロファージからなるコロニーを形成させる因子。 
 

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サイトカイン
cytokine
細胞によって産生され、細胞の機能発現や細胞間相互作用に関与するタンパク性可溶因子。インターフェロンインターロイキンTNFリンホトキシンCSF等が含まれる。
サンガー法
Sanger's method
塩基配列決定法のひとつ。ジデオキシヌクレオチドによりDNAポリメラーゼの伸長反応をとめることで、解析を行う。
サザンブロッティング
Southern blotting method
制限酵素で切断したDNA断片をアガロースゲル平板上で電気泳動し、その平板にニトロセルロースの膜を貼り付けてDNAを泳動パターンそのままにしみ込ませること。ブロッティングされたDNAを加熱、アルカリ処理または紫外線照射で一本鎖にほどき、膜に結合させる。次いで、目的とするDNA配列の一部を持つDNAプローブ、またはmRNAの溶液を作用させて、ハイブリダイズすると目的DNA配列を検出することができる。
ジーン
gene
世界初の体細胞クローン牛につけられた名前。
ジョージ ヒト遺伝子を導入した体細胞クローン牛につけられた名前。
スクリーニング
screening
ある特定の生物活性または化学的性質をもった物質あるいは特定の性質をもった生物個体を集団の中から選別する操作。
スーパーサーモン
super salmon
メタロチオネイン(肝臓で解毒に関与する金属結合タンパク)生産調節遺伝子と紅サケ成長ホルモン遺伝子を組み込んだプラスミドDNAを、銀ザケの受精卵に導入すると、成長ホルモン分泌が40倍以上になり、一年後の重量が普通のサケに比べて、平均11倍に巨大化するサケ。
スプリット法
split method
コンビナトリアル合成の一手法。異なる合成を経た化合物を混合し、さらに分割して複数の反応を平行して行うことを繰り返すことにより、化合物の種類を飛躍的に増やす方法。ビーズが多用されることから、ビーズスプリット法ともいう。
セルソーター
cell sorter
フローサイトメトリーに基づいて細胞を選択分離する装置。1個ずつの細胞を選択分離できる。
セルラーゼ
cellulase
セルロースを加水分解する酵素。
センス鎖 2本鎖DNA上の遺伝子からRNAが転写されるとき、RNAと同様の塩基配列をもつ側のDNA鎖がセンス鎖となる。RNAはセンス側と反対のDNA鎖(アンチセンス鎖)を鋳型として合成される。
センダイウイルス
Sendai virus
パラミクソウイルス科に属するRNA型ウイルス。
センダイウイルス法 動物細胞同士をセンダイウイルスの細胞融合能力を利用して融合細胞をつくる方法。
セントラルドグマ
central dogma
生物は、遺伝子→mRNA→タンパク質という流れで作られるという、生物に共通するシステム。
 

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ターゲッティング
targeting
染色体上の遺伝子と外来DNAの間で相同的遺伝子組換えによって目的の遺伝子だけを任意に改変する方法。
タグ
tag
混合物ライブラリー中の化合物を特定するために、化合物と平行合成される識別用の分子。検出が容易なことから、ヌクレオチドがよく利用される。
チャーリー ヒト遺伝子を導入した体細胞クローン牛につけられた名前。ジョージと一緒に生まれた。
テロメア
telomere
染色体の両端にあるTTAGGGという数千回の繰り返し塩基配列を持つ部分。
テロメレース テロメアDNAを付加するために必要なRNAとタンパク質から成る酵素。
トキシン
toxine
毒素。生物の産生する有毒性代謝物の総称。金属、化学合成物は毒物。
ドメイン
domain
タンパク質での構造上、または機能上の小区域または単位。 
ドラッグデザイン
drug design
有効な薬剤を合理的な過程に従って設計し、作り出す方法。 
トランスジェニック動植物 
transgenic organism
外来の遺伝子を導入した遺伝子改変動物、異種遺伝子を保持発現している動植物。 
トランスジェニック動物
transgenic animal
異種遺伝子を保持発現している動物。マウス、ラット、ヒツジなどが知られている。
トランスフェクション
transfection
DNAを直接細胞に取り込ませる技術(遺伝子導入法)。
ドリー 初めての体細胞クローン羊。1997年2月ネイチャーに紹介された。
 

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ヌクレオチド
nucleotide
プリンまたはピリミジン塩基、糖、リン酸からなる化合物でDNA、RNAの基本単位。
ネオマイシン耐性遺伝子
neomycin resistance gene
抗生物質ネオマイシンに耐性を有するタンパク質を合成する遺伝子。
ノーザンブロッティング
northern blotting technique
RNAを電気泳動してニトロセルロース膜に吸着させる方法。膜に吸着させた目的とするRNAは、放射性同位元素やビオチンを浸けたDNAプローブを用いて検出される。
ノックアウト法 一つだけの遺伝子を狙って、異なる遺伝子と組み換えて、その特別な遺伝子の働きをストップさせてしまう方法。
ノックアウト動物
knock out animal
標的遺伝子の配列を置き換えて、その遺伝子が働かないようにした遺伝子改変動物。ノックアウトブタ、すなわち、ヒトにとって異物として認識される、ガラクトースを結合したタンパク質の遺伝子をノックアウトしたブタの研究が進んでいる。
 

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バーキットリンパ腫
Burkitt's lymphoma
アフリカの小児に報告されている悪性リンパ腫の1種。
パーティクルガン
particle gun
遺伝子銃の項参照。
バイオ・オーギュメンテーション 微生物の働きを利用して汚染された環境を浄化・修復するに当たり、汚染現場に微生物を外部から添加し浄化する方法。
バイオ・スティミュレーション 微生物の働きを利用して汚染された環境を浄化・修復するに当たり、汚染現場に存在する微生物を活性化する浄化方法。
バイオセンサー
biosensor
触媒機能や分子識別機能を持つ酵素、タンパク質、オルガネラ、微生物および細胞組織を反応素子とするバイオリアクターと物理学的デバイスとを組み合わせ、最終的に電気信号に変換して特定の化学物質を選択的に計測する装置。 
バイオテクノロジー 
biotechnology
生物またはその機能を利用または応用する技術。 
バイオリアクター  酵素、菌体、細胞、オルガネラなどの生体触媒による生化学的反応を利用して、有用物質の生産、エネルギーの発生、環境汚染物質の分解などに応用する反応器。 
バイオメディエーション バイオテクノロジーを利用して汚染された環境を浄化・修復すること。
バイファンクショナル抗体 2種の抗原を結合できる抗体
ハイブリダイゼーション
hybridization
DNAとDNAまたはDNAとRNAの間で塩基配列に相補性があるときに2重鎖を形成すること。対合ともいい、核酸の相同性の判定ができる。
ハイブリッド細胞
hybrid cell
異なった種類の細胞を掛け合わせて作った雑種細胞。
ハイブリドーマ
hybridoma
増殖可能な腫瘍細胞(たとえば骨髄腫細胞:ミエローマ)と増殖できないが重要な機能をもつ分化した細胞(たとえば抗体産生細胞:リンパ球)とを融合させた雑種細胞。モノクローナル抗体の製造に利用されている。
パイロジェン 
pyrogen
体内に投与すると微量で発熱を引き起こす物質。 
バチルス菌
bacillus
昆虫病原細菌の一種で、鱗し目の昆虫に対する毒性が強い。
パラレル合成 合成を平行して行うこと。コンビナトリアルケミストリーでは、スプリット法と比較される。
パルスフィールドゲル電気泳動 2方向の電場を交互にかける電気泳動。大きなゲノム断片が分離できる。
ヒアルロン酸
hyaluronic acid
β-D--アセチルグルコサミンの3位とβ-D-グルクロン酸の4位が交互に結合してできた直鎖状の多糖。
ビオチン化化合物 共有結合でビオチンを結合した化合物。ビオチン結合ポリヌクレオチドをプローブとして、一本鎖に開いたDNAとあわせると、プローブと相補対をつくるDNAと対合させることができる。
ヒト遺伝子遺伝子導入動物のミルク。 豚や牛の乳房に特異的に発現する乳しょうタンパクの遺伝子にヒト遺伝子を結合して、ミルクからヒト遺伝子によるタンパクを分泌させて回収したミルク。現在、血液凝固[型因子を生産可能。
ヒト型モノクローナル抗体
human monoclonal antibody
ヒトに拒絶反応を生じないモノクローナル抗体。抗体がガンに特異的なら、抗癌剤と結合し、正常細胞に損傷を与えずにガン細胞だけを攻撃することが可能。
ヒトゲノム計画 ヒトのゲノムを解析する計画で、1989〜2000年の間で解読を終了。
ヒト免疫不全ウイルス HIVの項参照。
ビルディングブロック
building block
合成に用いる部品となる化合物をいうが、特に自動合成に適した特定の保護基が施されたもの。
ファージ
phage
細菌に感染して増殖するウイルス
ファージディスプレイ法 バクテリオファージの表面タンパク質の遺伝子の一部にランダムな変異を導入して発現させ、その結果得られるさまざまな配列のペプチド部分をライブラリーとして利用する方法。
フィールド合成 光リソグラフィーなどの技術を利用して、小片上に化合部ライブラリーをアレイ上に作成する方法。DNAチップの一部はこの方法で作られる。
プライマー
primer
ヌクレオチドの複製を行う際必要な、複製開始点となる相補的ヌクレオチド断片。
プラスミド
plasmid
細菌や細胞内で染色体とは別個に存在して自立的に複製・伝達される遺伝因子。2重鎖の環状DNAであることが多い。
プロウロキナーゼ
pro-urokinase
ウロキナーゼの前駆体で新しい血栓溶解剤として期待されている物質。
フローサイトメトリ
flow cytometry
蛍光標識または未標識の細胞などを大きさ、光散乱様式、蛍光などの因子について定量的に解析し、その情報に基づいて特定の細胞などを迅速に選択分離する方法。
プローブ
probe
組換えDNA実験で目的遺伝子を探り出すためのDNA、RNAの断片。
プロテアーゼ
protease
タンパク質分解酵素。
プロテインエンジニアリング
protein engineering
タンパク質工学。自然界にあるタンパク質の構造と機能の関係を解明し目的にかなったタンパク質を設計し新しいタンパク質を創出する技術。
プロテオーム ゲノムに対応する造語。細胞や組織で発現しているタンパク質の総体をいう。
プロトプラスト
protoplast
細菌、菌類、植物細胞などの細胞壁を取り除いた原形質膜で囲まれた細胞質体。細胞壁を取り除くには酵素が用いられる。
ベクター
vector
目的とする遺伝子を宿主に移入し、増殖、発現させるための運搬体DNA。ベクターには、プラスミドDNA(宿主=細菌), ファージDNA(宿主=細菌)、ウイルスDNA(宿主=高等動物)の3種類がある。ベクターを移入する方法には、エレクトロポレーション法や、塩化カルシウムで宿主を処理した後に温度ショックを与えて導入する方法などがある。
ペクチナーゼ
pectinase
ペクチン(植物細胞の細胞壁を構成する多糖類)を分解する酵素。
ペプチド
peptide
アミノ酸分子がペプチド結合によって重合したもの。タンパク質との区別は判然とせず慣例で分子量5,000以下をペプチドと呼ぶことが多い。
ヘルペスウイルス
herpesvirus
ヘルペス(疱疹)。動物に感染するDNAウイルスの一つ。
ポニー クローン羊ドリーとオス羊との間に生まれた子供の名前。別の羊として、ヒト遺伝子を導入したクローン羊にも同じ名前が付けられている。
ポリクローナル抗体 複数の抗原に反応する複数の抗体の混合物。従来の坑血清はこれに相当する。
ポリメラーゼ
polyclonal antibody
DNAポリメラーゼの項参照。
ポリメラーゼ連鎖反応、PCR 酵素による試験管内DNA合成と2本鎖DNAの加熱による解離の繰返しによって、プライマーDNAによってDNA上に指定した塩基配列を増幅する技術。
ホルモン
hormone
生物の代謝または活動作用を微量で調節する生物体内で合成される有機化合物の総称。
ホロー 膜を直径数100μmほどの細い中空の管にし、数1000本を平行に束ねたものをカートリッジに詰めた分離膜の一種であるホローファイバーを用いた細胞培養法。
 

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マーカー遺伝子
marker gene
遺伝学的解析に役立つ表現型のはっきりした遺伝子
マイクロインジェクション法
microinjection
卵細胞や体細胞に微量のDNAmRNAや化合物を細いガラスキャピラリ注射針などを用いて注入する方法。受精卵にこの方法で遺伝子が取り込まれると、体のほとんどすべての細胞に一様に分布させることができる。
マイクロキャリア法
microcarrier method
極微小のビーズを使いELISA、エンザイムイムノアッセイなどの測定用抗体または抗体の固定化や細胞培養を行う方法。
マイクロサテライト さまざまな生物のゲノムに普遍的に存在する、1〜7塩基程度の配列の繰り返し。繰り返しの数が異なる遺伝的な変異が存在するため、よいDNAマーカーになる。
マイクロスフェアー
microsphere
薬剤の含有、血管そく栓、細胞の包含などに用いられる微粒子。
マイコプラズマ
mycoplasma
125〜250nmの大きさで、細胞壁がなく、3層からなる細胞膜で覆われている人工培地で増殖できる最少の微生物。
マクロファージ
macrophage
酵素を多量にもち、異物を貪食する生体防衛機能を持つ、直径15〜20μmの単核食細胞系の細胞の総称で、狭義には血液中の単球が組織に出て分化・成熟した細胞。大食細胞ともいい、アメーバ状で異物を貪食する生体防衛機能をもつ。
マルチピン法 反応の場をピンにすることで集積度を高めた固相パラレル合成法。
ミエローマ細胞 骨のガンを作る細胞。
ミサイル療法
missile theraphy
主に生物学的認識機構を利用して、特定の標的患部への能動的な指向性を有する薬物運搬体を用いた薬物療法。
ミニ肝臓 プロテオグリカンを敷きつめた中に肝細胞を培養してやると、細胞同士がお互いに強く結合しあってできる、丸い立体的に小さな肝臓。肝臓本来の機能を有するとともに、正常な肝臓と同様に増殖しないで静止状態にある。
ミニブタ クローン臓器を量産するブタ。通常のブタの臓器をヒトに移植すると、ブタが作り出すガラクトースが二個結合したa(1,3)GTタンパクにヒトの免疫細胞が働く。結局、移植後すぐに血液凝固が起こり、血管がつまる緊急性拒絶反応が生じるために、移植できない。そこでミニブタでは、ノックアウト法(a(1,3)GTタンパクの遺伝子をノックアウト)、またはヒト遺伝子(ヒトと同じ糖を作り出す遺伝子)導入で回避しようとしている。
モザイク抗体
mosaic antibody
モノクローナル抗体の基本成分であるγグロブリンの異物(抗原)と結合する部分(可変領域)に、抗体産生動物(例えばネズミ)型とし、その他の部分(恒常領域)をヒト型とした抗体。拒絶反応を未然に防げる。
モノクローナル抗体
monoclonal antibody
単一な抗原決定基と反応する一次構造が均一な抗体で、細胞融合で得られるハイブリドーマによって産生される抗体。同じような病原体でもわずかな違いを認識できるので、さまざまな細菌、多糖、タンパクなどの物質を区別できる。医薬、検査薬として有用。
 

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ライム病
Lyme disease
スピロヘータによって引き起こされる炎症性疾患。
ラジオイムノアッセイ
radioimunoassay
放射性同位元素または物質によって標識した抗原または抗体を用いて、試料中の目的物質を検出し、定量する方法。
ラセミ体
racemic body
化学構造式は同じであるが、光学活性が異なる物質である光学異性体の等量混合物。
ラテックス凝集反応測定装置 免疫反応をラテックスの凝集として、比濁法(nephelometryまたはturbidimetry)で測定する装置。
リガーゼ
ligase
合成酵素。二つの分子を結びつける酵素。
リパーゼ
lipase
油脂を脂肪酸とグリセリンに分解する酵素。
リボザイム
ribozyme
RNAのホスホジエステル結合を自ら切断する酵素活性をもつRNA分子。例えば、HIV(RNAレトロウイルス)の切断に期待がある。
リボソーム
ribosome
タンパク質の生合成を担う、複数のリボソームRNAと数十個のタンパク質分子からなる集合体。細胞質内に顆粒として存在する。
リポソーム
liposome
リン脂質など極性脂質の2分子層膜で包まれた人工的につくられた小胞。生物的に分解可能でマイクロカプセルとしての利用が考えられている。
リポタンパク
lipoprotein
脂質とタンパク質の複合体の総称。
リンカー
linker
二つのDNA断片を試験管内で結合するとき、その結合部位に制限酵素断片部位を形成する目的でつなぎ目に挿入できる制限酵素認識塩基配列をもつオリゴヌクレオチド。
リン酸カルシウム沈殿法
potssium phosphate method
通常の細胞に、塩化カルシウム溶液とリン酸溶液と、クローン化した遺伝子を混ぜたものを与えれば、細胞はその遺伝子を取り込んで染色体に組み込むという方法。
リンパ球
lymphocyte
主としてリンパ筋、脾臓、胃腸のリンパろ胞、へん桃、その他のリンパ組織で作られ、免疫機能を司る白血球の1種。
リンホカイン
lymphokines
サイトカインの一種で、リンパ球が活性化されて放出する種々の生物学的活性を持った可溶性因子の総称。
リンホトキシン
lymphotoxin
サイトカインの一種で腫瘍壊死因子ファミリーに属す。
ルシフェラーゼ
luciferase
生物発光を触媒するオキシゲナーゼ。
レーザネフェロメーター
laser nephelometer
免疫反応による抗原・抗体複合物を、レーザー光線の散乱(laser nephelometry)で測定する装置。
レジスター パラレル合成で、集積度を高めた合成を行う場合に、個々の合成または化合物を識別するための技術
レセプター
receptor
外来性の物質あるいは物理的刺激を認識して細胞に応答を誘起するタンパク質様構造体。特定物質を認識する部位は、酵素の活性中心の様に特異的な立体構造を取っている。
レトロウイルス
retrovirus
RNAウイルスのうち、プラス(センス)1本鎖RNAをもち逆転写酵素活性を示し、成熟ウイルス放出が細胞膜から出芽性に行われる1群のウイルス
 

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ワクシニア
vaccinia
ワクシニアウイルスによってウシに起こる伝染性の発疹性疾患で、主に皮膚と乳頭に現れる。
ワクシニアウイルス
vaccinia virus
痘そうに対する生ワクチンとして用いられるポックスウイルス科のウイルス
ワクチン
vaccine
ある種の伝染病の予防または治療のために使用される能動免疫源の諸形態の総称。病原性を弱めた弱毒性ワクチン、病原体を不活化した不活化ワクチンと病原体を含まず免疫を得るため必要な成分から成るコンポーネントワクチンがある。
ワクチン工学、エピトープ工学 抗原分子の構造を解析し、遺伝子工学的手法などを用いてワクチンをデザインし生産する工学。
 

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ふりがな順  
遺伝子
gene
DNA(一部のウイルスではRNA)分子内の塩基配列で規定され、生物の形質を決定している遺伝の基本単位。
遺伝子座
gene locus
ゲノムマップにおける遺伝子の位置。
遺伝子銃 細胞にDNAを直接打ち込むためのガン。
遺伝子治療
gene therapy
人体に遺伝子を導入して行う治療法。
遺伝子操作
genetic manipulation
組換えDNA分子を作り、これを生細胞に移入することによって遺伝子を単離、解析したり人為的に変換したりすること。
遺伝子増幅
gene amplification
生物の生活環境または細胞の環境変化などによって、ある特定の遺伝子が増幅する現象。
遺伝子増幅酵素 DNAポリメラーゼの項参照。
遺伝子地図
gene map
染色体地図、ゲノムマップ。
遺伝子導入動物
transgenic animal
トランシジェニック動物。ヒトや他の動物のクローン化された遺伝子が組み込まれ、その遺伝子が体内で発現している動物。
遺伝子発現量 ゲノム上の個々の遺伝子について、RNAに転写された量。遺伝子は機能を発現するためにまず転写される必要があることから、その遺伝子の機能発現の指標になる。
遺伝子表現型 遺伝子が機能を発現し、生物の形質として現れる際の特徴。
遺伝子マーキング 印(マーカー)となる遺伝子をヒトの体内に入れること。
遺伝子病
genetic disease
DNAの塩基配列の変化による遺伝子の欠陥または異常に起因する遺伝性疾患。
炎症反応
inflammatory reaction
生体組織が有害な刺激を受けた場合に、これに続いてその局所に引き起こされる一連の間葉組織の防衛反応。持続期間によって急性と慢性に区別される。
 

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害虫抵抗性植物 殺虫植物。バチルス菌(BT菌)の出す殺虫毒素の遺伝子をクローニングして、植物に導入することで、殺虫力を高めた植物。
改良型HIV 多重弱毒化HIV。HIVの病原性を失わせ、標的細胞へ必要な遺伝子情報を効率よく送り込む能力だけを残したHIV変異株。神経細胞にも感染する能力を持つ。
化学・生物発光分析法 化学反応、生物反応によって生じる発光現象を利用して微量物質を分析定量する方法。
化学発光
chemoluminescence
原子または分子が、化学反応によって生じるエネルギーによって励起され、発光する現象。
化合物ライブラリー さまざまな化合物からなる化合物のコレクション。
架橋法
cross-linking method
生体触媒などを2個以上の官能基をもつ試薬で共有結合を形成させ、不溶化する方法。
核移植
nucleus transplantation
ある細胞の核を他の細胞に移植する操作。
核酸
nucleic acid
ヌクレオチドからなる高分子物質の総称。DNAとRNAの2種に大別される。
活性酸素
active oxygen
酵素分子から生成する反応性の高い分子やイオン。体細胞や細菌を破壊する。例 スーパーオキシドラジカル(・0-2)、スーパーオキシド(0-2)、一重項酸素、過酸化水素。
癌化学療法
cancer chemotherapy
化学物質や薬剤を用いて悪性腫瘍を治療する方法。
肝実質細胞
hepatocyte
肝臓の機能の大部分を行っている細胞(肝細胞)。  
感染
infection
微生物が生体内に侵入して増殖しうる状態。
肝臓細胞増殖因子
hepatocyte growth factor
肝細胞を増やす物質。
癌特異抗原 細胞の悪性化に伴って発現する抗原
飢蛾状態 培養に必要な血清の濃度を低下させ、栄養不足にした状態。
逆浸透膜法 膜を用いて溶液中の低分子量溶質と溶媒を圧力によって分離する方法。
逆転写
reverse transcription
RNAを鋳型としてDNAが合成される過程。mRNAから逆転写酵素によりcDNA(鋳型DNA)を合成し、このcDNAをベクターにつなぎ目的とする遺伝子産物を生産する。
逆転写酵素
reverse transcriptase
RNA依存性DNAポリメラーゼ。レトロウイルスの粒子中にあるDNA合成酵素で、RNAを鋳型にしてDNAを合成する。
休止期
resting stage
細胞が生物の体の中で働いており、細胞分裂していない時期。
共有結合法 生体触媒を水不溶性の担体の共有結合によって固定する方法。
組換えDNA
recombinant DNA
酵素などを用いた切断、再結合の操作によってDNAをつなぎ合わせたもの。
組換えDNA技術
recombinant DNA technology
組換えDNAを作製し、それを生細胞(宿主)に移入し、増殖させる技術。
組換え体
recombinant
組換えDNAを含む宿主細胞。
茎頂培養
stem tip culture
例えばブドウのツルの先端の0.2mmくらいの成長点を、無菌状態で、糖分や植物成長ホルモンを入れた栄養寒天培地などで成長させると、4か月ほどで無ウイルスブドウの苗ができること。
形質転換
transformation
遺伝物質が細胞に取り込まれ、発現されることによって形質が変わること。
経口投与
oral administration
医薬を口から投与すること。
経皮治療吸収システム
percutaneous cure
皮膚を透過させて薬物を投与し、治療するための製剤システム。
蛍光抗体法
fluorescent antibody technique
蛍光を持つ物質によって標識した抗体による分析または染色方法。 
劇症肝炎 
fulminant hepatitis
急性肝炎が発病した後2ヶ月以内に、肝細胞機能不全による肝不全によって意識障害が出現する疾病。 
血液浄化法 
blood clalification method
血液中に存在する代謝産物や毒性物質を透析、ろ(濾)過、吸着またはこれらの組合せによって除去して血液を浄化する方法。 
血小板
blood platelet
血液凝固に関係し、血液を構成する直径2〜4μmの無核の細胞。 
血清
blood serum
血液を放置すると、血球などの固体成分と淡黄色の上澄みに分かれる。この上澄みが血清であり、中に90%以上の水分、約7%のタンパク質、無機成分、有機成分を含む。
血清アルブミン
serum albumin
血漿中のタンパクの約50%を占めるタンパク質。
原始生殖細胞
primordial germ cell
将来生殖細胞に分化することが予定されている胚細胞。全能性が保持されている。
限外濾過法
ultrafiltration
膜を用いて液体中の成分をその大きさと形に従って圧力によって分離する方法。通常、分子量500以上の成分が対象。
抗イディオタイプワクチン 
anti-idiotype vaccine
病原体に対する抗体イディオタイプを認識する抗体を用いたワクチン。 
抗癌剤 
anticancer agent
癌治療のために用いられる薬剤。 
抗原
antigen
生体に非自己として認識され、抗体の産生を導く物質の総称。
抗原決定基 
antigenic determinant
抗原抗体反応において、抗原タンパク質の分子表面に存在する抗体と特異的に結合する特定部位。 
抗原抗体反応
antigen-antibody reaction
抗原と抗体との間に起こる結合反応の総称。
抗原性 
antigenicity
抗原抗体反応などの免疫応答を誘起する性質。 
抗原提示細胞 
antigen-presenting cell
自己のMHC抗原とともに、抗原を認識する機能を持った細胞。 
抗原認識 
antigen recognition
抗体が抗原を識別する機構。 
抗生物質
antibiotic
微生物が生産する化学物質で、低濃度でほかの微生物の生育や悪性腫瘍の増殖を阻止する物質およびそれらの合成誘導体。
構造遺伝子
structural gene
タンパク質のアミノ酸配列に関する情報を担っている遺伝子
酵素
enzyme
選択的な触媒作用をもつタンパク質を主成分とする生体高分子物質。
酵素阻害剤
enzyme inhibitor
酵素の反応速度を低下させる物質。
酵素電極
enzyme electrode
酵素反応に関与する物質の電気化学的検出を行う電極系。通常、イオン選択性電極やガス選択性電極を酵素を固定させた薄膜で被覆して構成される。
酵素免疫測定装置  免疫反応を利用し、抗原または抗体に酵素を標識し、対応する抗原または抗体量を測定する装置。 
酵素免疫測定法
enzyme immunoassay
抗体(または抗原)の特異性を利用して抗原抗体物質を検出・定量する方法で、酵素標識した抗体(または抗原)を利用する方法。
抗体
antibody
免疫反応において、抗原の刺激により生体内に作られ、抗原に特異的に結合するタンパク質の総称で生体防御反応を引き起こす役割をもつ。
抗体工学  免疫原をデザインして抗体を作製する、または抗体分子を改変してより有用な機能を付与する工学。 
好中球 
neutrophils
末梢血中に最も多い骨髄系細胞で、多葉の核をもち、活発な貪食殺菌作用を持つ白血球。 
酵母
yeast fungus
生活環の大部分が単細胞であり、主として出芽によって増殖する真菌類の総称。発酵・醸造に広く用いられている。
固定化酵素
immobilized enzyme
(1)不溶性担体に酵素を共有結合、イオン結合、吸着などによって結合させる、
(2)酵素を互いに架橋させる、
(3)高分子の網目構造の内部に酵素を包括する、
などの方法によって固定化した酵素。
枯草菌
Bacillus subtilis
胞子を形成する好気性のグラム陽性かん(桿)菌で、バチルス属細菌の一種。
混合物合成法 反応に用いる出発物質を混合物とすることで、ランダムに組合わされた化合物ライブラリーを作成する方法。
 

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細胞培養 
cell culture
組織や器官を構成している細胞をばらばらの状態にして行う培養。 
細胞融合
cell fusion
細胞を人為的に融合し両方の遺伝情報をもつ融合細胞を形成すること。植物細胞では育種技術として、動物細胞ではハイブリドーマを形成しモノクローナル抗体を産生するための必須技術。
自己免疫疾患 
autoimmune disease
自己の組織を構成する成分と反応する抗体またはリンパ球が、持続的に産生されることによって引き起される疾病。 
自動免疫分析装置  免疫検査を自動分析する装置。 
宿主
host
(1)組換えDNA技術においてDNAが移入される生細胞。目的の遺伝子を増殖、発現させ宿主細胞内で目的産物を生産する。
(2)寄生性生物(寄生虫、
ウイルスなどの生育を許す生物。ホストと呼ばれる。
宿主ベクター系 
host-vector system
組換えDNA技術で用いられる宿主とベクターとの組合せ。 
受精卵クローン
fertilized egg clone
生殖細胞二個からできる受精卵が細胞分裂したときに、それぞれの分裂細胞を切り分けて作られたクローン
受精卵分割法 胚の細胞が分裂したときに、切り分ける方法。
受精卵由来細胞分割法 胚の細胞を培養してできたES細胞が分裂したときに、切り分ける方法。
受容体、レセプター 
receptor
刺激物質または物理的な刺激を識別して、細胞の応答を誘起するタンパク質。 
初期胚
early embryo
受精直後の細胞分裂を始めたばかりの胚。
除草剤耐性遺伝子
herbicide tolerance gene
土壌中に棲息するバクテリアがもつCP4EPSPSと呼ばれる、除草剤の影響を抑える遺伝子。
除草剤耐性植物
herbicide resistance plant
除草剤耐性遺伝子をクローニングして、組み込んだ植物(例えば大豆「ラウンドアップレディー」)。強力な除草剤(ラウンドアップ)が散布されても、発育することができる。
徐放性 
sustained release
投与された薬物の体内における緩徐な放出。
真核生物
eukaryote
静止期において、核膜に包まれた核をもつ細胞からなる生物。
人工血管
artificial vessel
へその緒の内側の細胞(血管内細胞)をフィブリン(血液凝固に関係する物質)で覆ったシャーレ中で培養すると、数日後に一本の導管できることを利用し、へその緒と人工的素材を組み合わせて血管を人工的に作ろうとする試み。
人工抗原 
artificial larynx
ハプテンに結合し、免疫原性を増強する構造体。 
人工染色体 微生物の染色体の複製機構を模倣したクローニングベクター。数100万塩基に及ぶ巨大なゲノム断片をクローニングできる。
制限酵素
restriction enzyme
2本鎖DNAの特定の塩基配列を認識しDNA鎖を切断する酵素。
静止期
resting stage
細胞に、見かけ上では何もおこっていないように見える時期(間期)。DNA合成期とDNA合成準備期とからなる。
成熟mRNA タンパク質のアミノ酸配列を指定する部分(エキソン)のみからなるmRNA
生殖細胞
germ cell
精子細胞や卵細胞、卵子と精子が合体して新たな個体ができあがる大元になる細胞。
生体高分子 
biopolymer
タンパク質、核酸、多糖などの天然高分子。
生体由来材料  生体材料のうち、動物や人の生体から得られる材料。 
成長点
growing point
茎の先端(茎頂)と根の先端にある、ウイルスに犯されていない部分。
成長点培養
meristem culture
成長点の細胞を取り出して、その細胞の塊(カルス)にした後、培養すると、無ウイルスのクローン植物ができること。
成長ホルモン
growth hormone
哺乳動物の脳下垂体前葉から分泌されるアミノ酸191個からなるタンパク質ホルモン。骨を中心に脳以外の全組織・器官の成長を促進する作用がある。
生分解性プラスチック
biodegradable plastic
自然界中に存在する生物により消化分解され、最終的には二酸化炭素と水になることができる可塑性プラスチック。
染色体
chromosome
細胞が分裂するとき、細胞核の中に表れる棒状の塩基性色素に染まりやすい構造物。DNAと塩基性のタンパクのヒストンおよび非ヒストンタンパクからなる。
線溶系 
plasmin system
血管内に形成された血栓を溶解して除去するプラスミンなどの酵素系。 
全能性
totipotency
受精卵のように、体のすべての細胞に分化することができる能力。
臓器工場 自分の遺伝子を使って、例えば豚の体で自分用の移植用クローン臓器を作ること。
臓器移植用動物 ヒトへ臓器を提供する動物。候補は牛、羊、ヤギ、ブタ。臓器の大きさ、解剖学的類似性、血液中の成分や電解質平均値がヒトの正常値に近い点でブタが有力。
組織適合性抗原
histocompatibility antigen
哺乳動物の細胞が、その細胞膜上に、種に共通なもののほかにもっている、その各々の個体に特有な膜タンパクの一群。個体の細胞、臓器を別の個体に移植する場合、このタンパク質群が完全に一致しないと免疫反応が起こり、移植した細胞、組織が拒絶される。
組織プラスミノーゲン活性化因子
tissue plasminogen activator (TPA) 
不活性のプラスミノーゲンを活性化させてプラスミンに変える作用を持つ線溶系酵素の一種。 
 

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体外遺伝子治療法 あらかじめ治療に必要な標的細胞を体外に取り出し、必要な遺伝子をベクターに組み込んでから、その細胞を再び体内に戻す方法。
体細胞
somatic cell
脳、筋肉、内臓、骨、皮膚などヒトの体を構成する各部分の細胞。
体細胞クローン
somatic cell clone
すでに必要となる遺伝子のセット(ゲノム)を完全にもっている細胞のクローン
耐性菌 
resistant bacteria
生存に不利な環境条件、薬剤作用、ファージ感染などに耐性を示す微生物。 
大腸菌K12株
Escherichia coli K-12
大腸菌の一つの系統。組み換えDNA実験の宿主として広く使用されている。
体内遺伝子治療法 ターゲットとなる細胞や臓器に対して治療用遺伝子を直接入れる方法。
担体結合法 生体触媒を水不溶性の担体に物理的または化学的に固定する方法。
超オス YY型の性染色体をもつオス。このオスの精子を使って、普通の卵と受精させれば、すべてオス(XY型)の魚が作れる。
電気泳動法
electrophoresis
溶液中の荷電粒子が電位こう配によって移動する現象を利用する分離法。
電気穿孔法 エレクトロポレーション法参照。
電気透析法
electrodialysis
固定電荷をもつ膜を用いて、溶液中のイオンを電位差によって分離する方法。
転写
transcription
DNAを鋳型としてRNAが合成される過程。
糖鎖
sugar chain
脂質やタンパク質と結合し、種々の生理機能に関与する鎖状の糖。細胞間の情報伝達、生体タンパクの安定性や活性に深く関与している。
突然変異 
mutation
分離(segregation)や組換えによらない遺伝形質の変化。 
 

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乳酸発酵
lactic fermentation
糖質が微生物の作用を受けて主として乳酸を生成する現象。
胚性幹細胞(ES細胞)
embryonic stem cell
全能性を失ってはいないが、そのままでは発生できない受精卵由来の培養細胞。他の通常の胚細胞と一緒にすると、ES細胞のもとになる動物の性質が復活する(キメラ動物を作る)。
胚盤胞
blastocyst
子宮に着床する直前の初期胚。将来の胎盤になる部分(栄養外胚葉)と将来の胚(胎児)になる部分(内部細胞塊)とからなる。
胚盤胞期 胚盤を形成する細胞群と胎児を形成する細胞群に分かれた直後の時期。
白血球
white blood corpuscle
哺乳類の血液有形成分の中の赤血球、血小板以外の血液細胞。好中球、好酸球、好塩基球、リンパ球および単球からなる。
発がん性試験
carcinogenic test
生物に悪性腫瘍を作る能力を調べる試験。
発酵
fermentation
微生物を利用して物質を生産するプロセス。
非経口投与
parenteral administration
経口投与以外の薬剤投与法。皮下、経静脈、経動脈、経粘膜などがある。
標識化技術
labeling technique
分子を構成する原子(群)を、特定の目印となる原子(群)で置き換えまたは付加することによって物理化学的にこの分子を検出できるようにする技術。
表皮細胞
epidermal cell
三層(表皮、真皮、皮下)からなる皮膚のうち、最も上層の表皮を構成する細胞(ケラチノサイト)。
表皮シート 表皮細胞を高カルシウム培養液内で組織培養して得られる人工皮膚シート。
不斉還元
asymmetric reduction
還元反応で光学活性物質をつくること。
分化
differentiation
受精卵などが分裂を開始し個体となる発生の過程で、個々の細胞が特殊化した細胞(例えば脳、「肝臓、筋肉、消化管など)になってゆくこと。
分裂期
mitotic phase
細胞が分裂している時期。
分裂準備期 DNAの合成が完了してから細胞分裂が開始されるまでの時期。
放射性同位元素
radioisotope
原子番号が等しく、質量数の異なる元素のうちで、不安定で放射能を持ち崩壊する元素。例えばH、14C、32P、35S、125I。
捕捉剤 液用法で化合物ライブラリーを回収するために用いる、ビーズなどの固相支持体と特異的な結合が可能な分子。
補体
complement
血液中に存在し、易熱変性で免疫複合体に非特異的に反応する12種類の血清タンパク質の総称。血液に接触する生体材料によっても活性化される。 
包括法
entrapment
生体触媒などを高分子ゲル、膜などの中に閉じ込める方法。
放線菌
actinomyces
主に土壌中に存在する菌糸状形態をとる細菌の総称。
翻訳
translation
mRNAからタンパク質が作られる過程。
 

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免疫
immunity
生体の内部環境に外来性または内因性の異物が存在したとき、それを排除しようとする機構。
免疫グロブリン
immune globulin
抗体およびこれと構造上・機能上の関連性のあるタンパク質の総称。
免疫センサー
immune sensor
抗原(または抗体)を検出するために、抗体(または抗原)を固定した膜と検出素子から構成されるバイオセンサー。
免疫調節剤
immunomodulator
動物の免疫応答能力を調節する細胞や植物由来の免疫細胞系活性化物質とか、白血球を刺激するインターロイキンや合成薬剤などの総称。
免疫電気泳動法
immuno-electrophoresis
電気泳動法と組み合わせた抗原抗体反応によって検出と定量をする方法。
 

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